
「MAC(マック) Ver.6」 (Motor Actuator Characterizer)
■開発経緯
近年、各プラントでは運転稼働率の向上が望まれておりプラント運用の更なる合理化、それに伴う定期点検合理化の一環として電動弁点検効率向上の要望が高まっています。これらの背景より電動弁点検効率向上、点検時間短縮に向け、バルブアクチュエータ診断装置を開発し、現在までに約2500台の診断を行っております。
その後、センサの追加、オペレーティングシステムの変更等により現在はVer.6に至ります。
■非分解による診断のメリット
- 点検効率向上
通常の分解点検:1台/2〜3日
MAC:3〜4台/日
MACによる診断結果により必要に応じ分解、部品交換等を実施します。
- 点検コスト低減
MACによる診断結果によりTBM(時間管理保全)からCBM(状態監視保全)への移行のための基本データが得られます。データを蓄積することにより必要分のみの分解点検により点検コストの低減が可能です。
- 通常状態での診断
通常の分解点検とは異なり、バルブに据え付いている状態での診断のため、電動弁としてのトータル診断が可能です。
- 線量低減
原子力発電所における作業では、1台あたりの作業時間が短いため線量を低減できます。
「電動弁運転中診断装置(MOVDAS)」 (Motor Operated Valve Diagnostic Analysis System)
■状態監視システム
電動弁運転中診断装置(MOVDAS)は、プラントを止めずに電動弁の状態を定量的に把握できる画期的な診断システムです。
運転中に診断することで、個々の電動弁の動作確認はもちろん、デザインベースでの性能評価、部品劣化の進行状況把握と適切な交換時期決定、弁体と駆動装置の一括した健全性診断および傾向予測管理が可能となります。
原子力発電施設における常時監視システムの構築は、定期点検期間の短縮と作業者の線量低減に寄与するばかりでなく、合理的な作業配分によるコスト削減効果と分解組立に伴う性能劣化回避を含めて、グローバルな安全ニーズに対応できる最良のソリューションとなります。
電動弁運転中診断装置(MOVDAS)は日本原子力発電株式会社と日本ギア工業株式会社との共同開発製品です。

※原電事業株式会社のサイトにリンクします。各種製品のご紹介「電動弁運転中診断装置」をご覧ください。